【事業の特徴】 半田市に根ざし地域の水環境を美しく、長く使えるものに。まちの人たちに寄り添う事業で発展への道筋を。
株式会社IMAZ 今津直樹 代表取締役が事業内容や働き方について詳しく語ります。半田市を拠点にたくさんの人たちの暮らしを支えるエッセンシャルワークに携わるIMAZ。その魅力、強み、将来への展望などを知り、ご興味を持ったらぜひ、今津さんと直接お話ししてみてください。親しみやすくもパワフルな人柄の代表です。
――――――――――――――
当たり前にキレイで安全な水が使える。
料理をするにも、洗濯するにも、トイレにいくにも水は欠かせませんよね。日常生活だけでなく、飲食店、メーカーなどさまざまな産業が回るのにも、安心して水が使える環境は不可欠です。
IMAZは、そんな人々の暮らしを当たり前に支える、水にまつわる各種の施設をメンテナンスする事業を営んでいます。
みなさんの家庭やお店、工場などあらゆる場所へ水を届けるために必要な設備が、清潔であるように。そして、長く安全に活用できるように。キレイにするだけでなく、調査や補修によって設備の長寿命化に貢献しています。生活インフラに関わり、社会に貢献する事業です。
当社は2018年に設立しました。前身は、知多半島エリアでリサイクルや廃棄物処理、水環境の維持管理を手がけてきた企業「トーエイ株式会社」の半田支店。これまでの実績を礎に、事業を引き継ぎました。それゆえ、半田市をはじめ、知多市、東海市など、周辺エリアの自治体から、お仕事を受託させていただいています。自治体が管理する公共の下水道を任せてもらえるのは、「間違いのない仕事ができる会社」と認められてこそ。寄せられる信頼に誇りをもちつつ、自分たちが根ざしている地域の方々のお役に立てる仕事ができればと考えています。
具体的には、下水道などの公共設備の維持管理から、一般家庭や飲食店などの水回りのトラブル対応まで、幅広いご依頼をお受けしています。「水のことで困っている人がいたらすぐに対応できる」。これは私たちのモットーであり、強みのひとつです。「トイレの水が流れない」「台所で水がつまった」といった家庭内のトラブルのご相談もあれば、道路や下水道について緊急で「なんとかしてほしい」というお話もあります。半田市とは2020年に災害の廃棄物処理に関する協定を結びました。いざという時の地域の重要な役割を担っている会社です。また、半田市の「SDGs宣言制度」の施行に伴い、その登録団体にも名を連ねています。さらに、市内の福祉センターにマッサーチェア2台を寄付しました。地域に寄り添い、貢献する取り組みには引き続き力を入れていきます。
さらに、各種特殊車両をはじめ設備面での充実も当社の強みです。強力吸引車、高圧洗浄車、テレビカメラ車といった車両の保有台数は、知多半島でも随一。万が一トラブルが重なっても「車両がないです」という事態にはなりません。いつでもご期待に応える体制がとれる。これもまた当社を選んでいただける理由になっています。ありがたいことに自治体を中心にたくさんのご依頼をいただけている状況です。
水にまつわる事業を中心にお話ししてきましたが、将来的にはもっと幅広い事業を手掛けたいと思っています。IMAZの事業の軸にあるのは、水だけでなく地域の人たちのニーズにいかに寄り添うかということ。
例えば新たに、一般廃棄物収集の資格を取得しました。これによって、ご家庭から出るゴミなどを集めることができます。高齢者の方で大きなものを運び出すのに苦労していらっしゃる方のサポートや、遺品整理などで家を片付ける際のお手伝いもできるようになりました。高齢化がすすむ地域社会においては大切な仕事です。加えて、収集するだけでなく、今後は廃棄物の処分事業にも進出したいと考えています。
古物商の資格もとり、再利用にも力を入れていくつもりです。使えるものはキレイにして販売する。あるいは今後、中間処理施設を自社で持つことができれば、分別、リサイクルへという流れもつくれるでしょう。
さらに、新基軸の事業として、魚の養殖と野菜の水耕栽培を組み合わせた「アクアポニクス」という仕組みの導入も検討しています。既存の枠にこだわらない姿勢で、率先して半田と周辺に暮らす人たちの幸せに寄与する事業にチャレンジしていきたい。コロナ禍においても決して下を向かず、未来に向けたビジョンを描いてきました。地域で多様な価値を生む持続可能な企業を目指していきます。
この数年で事業への取り組み方に変化も出てきました。例えば、昔ながらの男社会だった現場で、女性にも活躍してもらえるようになっている。性別や年代に関わらず、それぞれの強みを生かした役割分担をして、効率的な仕事をしていく仕組みも整えています。
これから仲間になる人たちにも、ぜひいろいろな経験を積みながら、事業づくりと組織づくりにも関わって欲しい。将来的には事業のひとつを任せられるような人を育てたいと考えています。