【私たちの仕事】効率的な加工プログラムを突き詰め、CAD/CAMのプロを目指しています。
寿原テクノスの先輩へのインタビュー。この記事では、中途入社2年目の中村菜聖さんを紹介します。精密な金型の加工プログラムの作成を担当している中村さん。仕事の難しさや面白さについて聞きました。
―中村さんの入社動機を教えてください。
ものづくりが好きで、以前も製造業の会社に勤めていました。そこでいろいろな業務を経験するうちに、CAD/CAMのスキルをもっと磨きたいと思うようになったんです。寿原テクノスは、CAD/CAMを専門的に扱う人を募集していたので、私の希望にぴったりでした。
―CAD/CAMを扱う仕事とはどのようなものなのでしょう?
金型の部品を製造するために、機械でどのように加工するか、刃物の動きのプログラムを組んでいます。私が担当しているのは、さまざまな角度に刃物を操作できる5軸の加工機です。図面通りの部品をつくるために、材料をどう削っていくのがいいか考えます。
―中村さんは、前職でもCAD/CAMを使用していたのですか?
いいえ、少し触ったことがある程度で、使い方をしっかりと覚えたのは、寿原テクノスに入社してからです。簡単だとは言えませんが、案件を担当しながら先輩たちに操作方法を教えてもらえるので、興味とやる気があれば誰でもチャレンジしてもらえると思いますよ。
そもそも私は、学生時代は金属加工とは畑違いの分野を学んできました。「ものづくりがしたい」「CAD/CAMを扱えるようになりたい」。そんな気持ちを、この会社で後押ししてもらえました。
―仕事のやりがいや醍醐味を教えてください。
金属加工では、ほんの少し刃物のあたり具合が違うだけで、思い通りの形にはなりません。例えば、角度を見誤って材料が削れ過ぎてしまうことなどがあるんです。CAD/CAMを操作すると、画面上でどのように加工されていくかモデルが出来上がっていきます。最初はブロックの上の塊が、徐々に部品へと変わる。少しずつ調整を重ねて、プログラムを完成させた時の達成感はすごく大きいです。
―今後の目標は?
ひとつずつ経験を重ねて、金属加工やCAD/CAMに関する知識は増えてきましたが、先輩たちの仕事を見ていると、まだまだ身につけることはたくさんあると感じます。加工の流れに無駄がなく、使用する刃物の本数も少なくできるように、より効率的なプログラムを組めるようになりたいです。そして、もっと複雑な部品や大きな部品も担当できたらと思っています。