【先輩社員インタビュー】上下関係に縛られず、意見を受け入れてもらえる環境、そんな職場の魅力を聞いてみた
—どのようなお仕事を担当していますか?
稲生:現在入社3年目で、第一営業部に所属しています。第一営業部は直需といって卸を介さず、エンドユーザーに直接商品やサービスをお届けする部署です。そこでは業務用エアコンをはじめエアーコンプレッサー・ポンプ・クレーンなどの工場・オフィス設備を主に取り扱っています。
ー就活の際はどのような会社にエントリーしていましたか?
稲生:いろいろなものを見てから決めたかったので、業種は絞らずさまざまな会社を見ていきました。具体的には車のディーラーさんや工場の事務などですね。しかし実際にたくさんの会社を見て、最終的に「中で仕事をするより外へ出て営業をした方がいいな」と思ったので、営業ができる会社を中心に選びました。
ーそうなんですね。会社を知ったきっかけやこの会社を選んだ理由はなんですか?
稲生:きっかけは、ウインク愛知で行われていた名大社のジモト就職フェアです。名大社の担当者の人に「休みがどれくらい取れるのか」「どんな業種がいいか」などを相談して、連れてきてもらったのがこの会社でした。
決め手となったポイントとしては、働きやすさですね。実は、面接で一番素直に受け答えができたのがこの会社だったんです。会社の雰囲気としてとても話しやすい印象を受けたので、「ここなら働きやすいだろうな」と思い入社を決めました。
ー話しやすいというのは大事なポイントですよね。入社してからはイメージのギャップなどはありましたか?
稲生:入社前は、社会人としてある程度は上下関係に縛られたようなイメージを持っていました。しかし入社してみるとそんなことはなく、上司や仕事仲間とも抑圧的ではない関係性で働けます。良い意味でのギャップを感じましたね。
ーその働きやすさを一番実感した瞬間はいつですか?
稲生:自分の意見を、会議の中でも素直に言えたことです。会議で業務改善の提案をしたのですが、すぐに否定されるのではなくちゃんと考えた上で「良いね」と提案を受け入れてくれました。その瞬間は、「ちゃんと意見を受け入れてもらえる環境なんだな」と実感しましたね。
ー自分の意見が言えるような環境はすごく仕事も捗りますよね。入社した一年目はどんなお仕事をされていたのですか?
稲生:半年間は先輩に同行してお客様のところへ回り、どんなことをしているのかを学びました。慣れてきてから自分の担当を持ち始めました。担当しているお客様は主にセットメーカーさんが多いです。個人工場なので、営業の範囲は名古屋地域が中心になっています。
ー出社してから退社するまでの流れを教えていただきたいです。
稲生:通常8時ごろ出社して、メールのチェックをします。今日何をするかを確認して、順々に進めていく形ですね。外回りもありますが、そればかりしていても社内のことができません。バランスをとって、自分で調整しながら働いています。
例えば社内処理がある場合、会社で事務処理を午前中に行い、午後からはお客様のところへ納品書を持っていきます。夕方には部長・副部長と同行し、帰社してから残った仕事を片付けて一日が終わるという感じです。
ー今まで仕事をしてきた中で、工夫してきた点はありますか?
稲生:去年までは自分のやり方が掴めていなかったので、先輩のやり方をマネしていました。しかし先輩のやり方のままでは自分に合わず、あまり効率的ではないと感じ始めました。そこで、優先順位を決めることや、お客様の状態に合わせて流動的に動いていくことを重視するようになりました。
最近は「一週間に1日は社内で事務処理をする時間を作る」ということを意識しています。残業して作業をしても、集中力が切れてミスが多く生まれてしまいます。メリハリをつけて仕事をするよう心がけています。
ー自分なりのやり方を見つけられたんですね。お仕事をしていく中で大変なこともあると思いますが、どんなことがありましたか?
稲生:大学まではずっとソフトボールをしていて、電気のことは全く勉強していませんでした。そのため、入社当初は分からないことだらけでした。商品の見積もり依頼がきた時に時間がかかってしまったり、相場が分からず仕事がスムーズに進まなかったりしたことが大変でしたね。その頃は、とにかく分からないところは先輩方にお聞きして、助けていただいていました。
ー助けてくれる先輩がいるというのは心強いですね。それでは最後に、これからエントリーしてくる就活生に向けてメッセージをお願いします。
稲生:最後まで諦めずに頑張ってほしいです。私も最初は全然内定をもらうことができなくて、「就活もう嫌だな」と思うこともありました。しかし面接にいって何社か経験を積めば、きっといつかその経験が活きてきます。
また、大学の時点で「これしかやらない」と範囲を狭めてしまうと世界が狭くなってしまいます。より広い視野を持っていろいろなことに興味を持つと、今まで興味のなかった仕事の魅力にも気付けると思います。