愛知金属工業の先輩にインタビュー！この記事では、2021年入社のIさんをご紹介します。現在は、設計技術部の設計グループに所属。入社1年目の働き方、若手目線で見た職場の雰囲気などをお聞きしました。

―Iさんの入社動機を教えてください。

大学では建築学科で学び、就職活動でも建設業界の企業を幅広く見てきました。当社と出会ったのは、大学での合同企業説明会でのこと。“鉄塔”というものはほとんど知りませんでしたが、中部電力グループの会社であることに興味を持ちお話を聞いてみました。すると、電力インフラのひとつである鉄塔を設計し、製作する仕事ができると分かり、建築学科で身につけた知識を生かして、自分がしたい構造物を作る仕事ができると思いました。インフラに携わる事業の使命感も魅力的でしたね。

―では、入社１年目は、どんな仕事をしてきましたか？

まず4月は、社内研修で各部署を順番に回りました。それぞれ2、3日ずつ業務を体験しながら、たくさんの先輩に顔を覚えてもらう機会にもなったと思います。

5月に正式配属となり設計技術部の設計グループへ。ただし、設計の仕事からではなく、1ヶ月程度製造現場の業務を経験しました。自分がこれから設計するものが、どのように作られているのか理解を深めるための期間です。工場での部材加工、鉄塔の仮組み、出荷と、3部署を1、2週間ずつ回りました。工場では、プレス機械で鉄を曲げる作業などもやりましたよ。設計の業務をスタートするまでに、鉄塔が出来上がるまでの流れを、しっかりと体感して学ぶことができました。

―社内の様々な業務がどうつながっているのか、きちんと知る時間が設けられているんですね。では、6月頃から設計の業務が始まったのですね。

そうですね。最初の1ヶ月は、設計グループの担当する業務を順番に教わり、7月からは先輩の業務をサポートする形で、実践しながら仕事の仕方を覚えていきました。設計書と図面が、お客様から提示された設計条件に合っているか。設計書と図面の中身が間違っていないか。確認業務を中心に担当しながら、先輩がどのように業務を進めているかを学びました。

その後、8月以降は案件を割り振られて、先輩のチェックを受けながら、簡単な鉄塔の設計を行っていました。

―え、その頃からおひとりで設計を担当されていたのですか？

はい、お客様から出された設計条件に基づいて、鉄塔の設計書と図面を一から作成していました。担当者さんとやり取りするのも基本的には私です。1年目からいろいろな仕事を任せてもらえる職場ですね。とはいえ、設計を進める中で分からないことがあれば先輩に聞きますし、自分の描いた図面に不備がないか確認もしてもらっているので、安心して作業を進められます。

―１年の間にすごく濃密な時間を過ごされているのだと窺えました。やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか？

自分が中心になって設計した鉄塔が電力インフラとして実際に建ったり、補修がなされたりした時に、達成感を味わえますね。今は、大学で学んできた建築の知識やスキルが少なからず活かせているので、それが嬉しいです。幅広い業務を任せてもらっている分、身につけるべきことも多いですが、経験を積む中でできることが増えている実感もある。おっしゃる通り、1年目から濃い時間を過ごさせてもらっていました。

―今後の目標は？

まずは自分で全ての業務を任せてもらえるように早くなること。先輩がどんどん仕事をこなしていくのを間近に見ているのでお手本にしたいです。また、今よりも難易度の高い鉄塔件名にも挑戦したいですね。それから、設計職として必要な知識とスキルを身につけるため、2級建築士の勉強もしています。ちなみに、部署ごとに求められる資格については、取得のための費用を全て会社に負担してもらい、合格したら祝金も支給されます。

―これから就職活動に臨む人にメッセージをお願いします！

学生時代に、“鉄塔”と関わる機会なんてほとんどないでしょう。けれど、先輩たちは一つひとつの業務を丁寧に教えてくれるので、心配は要りません。歳の近い先輩もベテランの先輩も気さくにコミュニケーションが取れる人ばかりです。設計の知識を活かして、電力インフラに携われる仕事なので、ぜひチェックしてみてください。