【若手の活躍】偶然出会った接客の仕事を楽しみながら、店長職をめざしスキルを磨いていく
入社1年目の梶葉(かじば)さんは、G-7ホールディングスの傘下であるG-7スーパーマートの一員として「業務スーパー」の店舗業務を任されています。もともと学生時代よりコンビニエンスストアでアルバイトをしていた経験から、梶葉さんは接客の仕事に就こうと決めたそう。「経験を生かせている面もありますし、同じ接客でも違った面があるなと驚く瞬間もあります」と語る梶葉さんに、就職活動の思い出や働く上での面白さなどをお聞きしました。
―現在のお仕事についてお聞かせください。
「業務スーパー」で、レジ対応や商品の入荷対応、陳列、発注などを担当しています。いわゆる食品スーパーで、一般のお客さまにもご利用いただけますけれど、“業務”と名前にあるので、当然飲食業などのお客さまも多いです。例えば、店舗の近くにお店を構えるラーメン店の方が、もやしを大量に購入していく、なんてことも珍しくありません。地域にどんな飲食店がどのくらいあるのかも影響しますし、店舗によって商品の動きは結構変わるように思います。
―「業務スーパー」といえば、最近メディアにも多く取り上げられていますよね。
そうですね。今年度は特に、新型コロナの影響もあって一般のお客さまの買いだめ消費が激しかったそうです。テレビ番組の影響はやっぱり大きくて、業務スーパーの商品が取り上げられるといった情報が事前に本部から共有されるので、放送日にあわせて商品を発注かけていきます。十分な数を発注するので、取り上げられた商品自体は良いのですが、それとあわせて「ついで買い」される商品も意外と多くて。そのあたりのヨミはまだまだ難しいですね。
―そもそも、梶葉さんがこの仕事に就こうと思ったきっかけは何だったのですか?
学生時代、ずっとコンビニでバイトをしていたんです。その経験を生かせる仕事に就こうと考えました。実は僕、もともとは小学校の先生をめざしていたんです。でも、いろいろとあってその道を進むのをやめまして。めざしていたのとは違う道を選ぶとなったときに、身近な仕事だった「接客」でやっていこうと決めたわけです。
コンビニでバイトし始めたのは偶然みたいなもので、たまたま家の近くにコンビニがあったから。でも働いてみると、お客さんとのやりとりも一緒に働くバイトやパートの人たちとのやりとりも、楽しいものでした。バイト時代から、僕にとって接客の仕事は、肩肘張らずに取り組めるものなんだと思います。
―実際に働く中で、バイト時代の経験が生かされる場面はありましたか?
品出しやレジ対応などは、はじめのうちから戸惑うことなくできていたと思います。でも、発注はちょっと違いますね。コンビニは、在庫の減り具合にあわせて適切な発注数を割り出すシステムがあったんですが、今の業務ではそういったシステムがないので、毎日の商品の動きと売り場の在庫、バックヤードの在庫を照らし合わせながら、商品の発注数を決めていかないといけません。多すぎず、少なすぎずを見極めるのはなかなか大変ですね。
―商品の発注は、確かに経験が求められそうですね。周りでサポートしてくださる人などいらっしゃいますか?
勤めている店舗で社員は僕ひとりで、店長はいませんから、発注に関して相談するのはベテランのパートさんです。本当に経験豊富ですごく頼もしくて、僕も早く的確な判断ができるように、経験を積んでいかないとなと思っています。
事務仕事でわからないことがあれば、エリアを統括する上司に電話で相談しています。話しやすい方で、何かあればすぐ相談できるのでとてもありがたいです。物理的な距離は離れていますが、それに不安を感じることはありませんよ。
―梶葉さんが感じる、仕事の面白さとは?
お店で商品を売るのが僕らの仕事なので、当然お店の売上目標もしっかり決まっています。決められている目標を達成するために、1日あたりの売上目安も定められているのですが、それを超えられた日は、やっぱりうれしいですね。この1年を通じていろいろ経験して、発注のヨミの精度も上がっているように感じます。
それと、商品の並べ方や在庫管理の仕方などを見直すだけで、売り上げに変化が出るんですよ。ちょっとしたことに思えますけれど、すごく奥が深いなと思います。もっと経験を積んでいかないとですね。
―最後にこれからの目標と、就活生に向けてアドバイスをお願いします!
今はまだすべての商品の発注を任されているわけではないので、対応できる商品を増やしていくのが直近の目標ですね。ゆくゆくは、店長を任せてもらえるようになりたいと思っています。
就職となると、心機一転してまったく触れたことのない業界の仕事に挑戦したいと考える人も少なくないかと思います。それもアリですけれど、バイトで培った経験や楽しいと感じた気持ちを大事にして働く場所を探すのもまた、アリなんじゃないでしょうか。「継続は力なり」って言葉があるように、接客の仕事を続けてきたからこそ、僕は今を楽しめているのだと思いますから。