【私たちの仕事】知識・技術ゼロからでも、長年のノウハウを継承できるのが楽しい。できることが増えるほど、面白くなる仕事です。
山九で活躍する先輩へのインタビュー。この記事では、東海支店で設備保全・メンテナンスの仕事に携わる入社3年目の新美蓮さんをご紹介します。入社時は、プラント・エンジニアリングの知識も技術もほぼゼロだった新美さん。仕事を通して、どのように技術を身につけているのでしょうか。誰でもイチからチャレンジできる環境のリアルが窺えました。
―まず、新美さんの入社動機を教えてください。
高校時代に野球に打ち込んでいて、ある時、甲子園の試合をテレビで見ていると、山九の看板が球場に掲げられていました。その記憶がずっと残っていて。就活で企業を探す中で、「あの会社だ」と改めて興味を持ったんです。調べてみると、大正時代から100年以上の歴史があるらしい。それだけ長く続いているということは、事業基盤も安定しているのだろうと好印象を受けました。さらに、偶然にも山九で働く親戚がいて、聞けば良い会社だと教えてもらえて。正直、学生時代は工業とは縁遠かったのですが、ここで働いてみようと決めました。
―これまでどのような仕事を経験してきましたか?
3年目の途中までは、工事監督の補佐として、プラント工事の流れや施工管理の業務を身につけてきました。3年目の初夏の頃に異動になり、今は自動車部品を製造する工場内の機械設備保全をしています。機器が問題なく動く様に点検やメンテナンスを行う仕事です。
―やりがいを感じるのはどんな時でしょう?
設備の保全、メンテナンスを行うためには、さまざまな技術が必要です。溶接やクレーンの操作など、入社後の研修で身に付けたことも活かしながら、現場で経験を重ねています。最初は先輩に見守られ、簡単かつ社内で完結する作業からスタートしました。徐々にできることや、ひとりで任せてもらえることが増え、技術を先輩に褒めてもらえるようにもなりました。このように成長を感じられるのが、やりがいであり、モチベーションも高まります。入社時は、工具の使い方すら知りませんでしたが、そんな人でもきちんと必要なノウハウを習得できる環境です。
―今後の目標を教えてください。
まずは、技術の幅を広げ、どんな作業もひとりでできるようになりたいです。後輩に指導する立場にもなっていくはずなので、人に教えるためにももっと理解を深めます。先輩たちの仕事を見ていると、クオリティーもスピードもまだまだ及びません。みなさん丁寧にお手本を見せ、アドバイスもくれるので、そのコツを早く自分のものにできるように努力します。