【事業の特徴】フィールドを広げ続けるIMAZ。SDGsの達成に貢献する多彩な事業を模索しています。
水環境を守る仕事は、世の中に欠かせないものです。半田市を拠点にたくさんの人たちの暮らしを支えているIMAZ。今津直樹代表取締役が進化を続ける事業について語ります。親しみやすくもパワフルな人柄の代表。どんなビジョンを描いているかをぜひ知ってください。
“当たり前にキレイな水が使える社会”を支える。
料理をするにも、洗濯するにも、トイレにいくにも水は欠かせません。飲食店、メーカーなどさまざまな産業が回るのにも、安心して水が使える環境は不可欠です。
IMAZは、そんな暮らしの当たり前を支える、水に関わる施設のメンテナンスをメインの事業としてきました。
ご家庭、お店、工場などあらゆる場所へ水を届ける設備が、いつでも清潔で安全なものであるように。清掃だけでなく、調査や補修によって設備の長寿命化にも貢献しています。
水道設備は、大切な生活インフラのひとつ。インフラに関わって社会に貢献できる仕事です。
水環境だけでなく幅広い事業でSDGsの実現を目指す
水にまつわる事業だけでなく、将来的にもっと幅広い事業を展開したいと考え、いくつものチャレンジをしているところです。常にその軸にあるのは、知多半島を中心とした地域の人たちのニーズにいかに寄り添うかということ。そして、持続可能な社会の実現に向けてSDGsの達成に企業として貢献すること。
例えば近年、一般廃棄物収集の資格を取得しました。ご家庭から出るゴミを集め、大きなものを運ぶのが難しい高齢者のサポートや、遺品整理など家庭のお片付けの手伝いもできるようになりました。高齢化がすすむ地域社会においては大切な仕事です。
古物商の資格もとり、再利用にも力を入れていくつもりです。使えるものはキレイにして販売する。あるいは今後、中間処理施設を自社で持つことができれば、分別、リサイクルへという流れもつくれるでしょう。
魚の養殖と野菜の水耕栽培を組み合わせた「アクアポニックス」も導入しました。魚のフンを肥料として利用し、水や肥料を節約した環境に優しい野菜栽培ができる。社内外の人を巻き込みながら着々と事業は進んでいます。
さらに最近では、当社のノウハウと機器を活用して、高速道路の工事にも関わるなど、私たちのできることはどんどん広がっています。この先、収集した土を埋め戻し材として裁量するための処理施設を自社で設ける予定です。これも土の再利用という点で、SDGsに寄与するものとなるでしょう。
コロナ禍においても決して下を向かず、未来に向けたビジョンを描いてきました。地域で多様な価値を生む持続可能な企業を目指していきます。
ジモト知多半島に根ざし、築いてきた信頼
もう少し、当社の歴史と強みについて紹介させてください。当社は2018年に設立しました。前身は、知多半島エリアでリサイクルや廃棄物処理、水環境の維持管理を手がけてきた企業「トーエイ株式会社」の半田支店。これまでの実績を礎に、事業を引き継ぎました。それゆえ、半田市をはじめ、知多市、東海市など、周辺エリアの自治体から、お仕事を受託させていただいています。自治体が管理する公共の下水道を任せてもらえるのは、「間違いのない仕事ができる会社」と認められてこそ。寄せられる信頼に誇りをもちつつ、自分たちが根ざしている地域の方々のお役に立てる仕事ができればと考えています。
より具体的にいうと、下水道などの公共設備の維持管理から、一般家庭や飲食店などの水回りのトラブル対応まで、幅広いご依頼をお受けしています。「水のことで困っている人がいたらすぐに対応できる」。これが私たちのモットーです。「トイレの水が流れない」「台所で水がつまった」といった家庭内のトラブルのご相談もあれば、道路や下水道について緊急で「なんとかしてほしい」というお話もあります。半田市とは2020年に災害の廃棄物処理に関する協定を結びました。いざという時の地域の重要な役割を担っている会社です。また、半田市の「SDGs宣言制度」の施行に伴い、その登録団体にも名を連ねています。さらに、市内の福祉センターにマッサーチェア2台を寄付しました。地域に寄り添い、貢献する取り組みには引き続き力を入れていきます。
各種特殊車両など設備面が充実しているのも当社の強みです。強力吸引車、高圧洗浄車、テレビカメラ車といった車両の保有台数は、知多半島でも随一。万が一トラブルが重なっても「車両がないです」という事態にはなりません。いつでもご期待に応える体制がとれる。これもまた当社を選んでいただける理由になっています。ありがたいことに自治体を中心にたくさんのご依頼をいただけている状況です。
この数年で事業への取り組み方に変化も出てきました。例えば、昔ながらの男社会だった現場で、女性にも活躍してもらえるようになっている。性別や年代に関わらず、それぞれの強みを生かした役割分担をして、効率的な仕事をしていく仕組みも整えています。
これから仲間になる人たちにも、ぜひいろいろな経験を積みながら、事業づくりと組織づくりにも関わって欲しい。将来的には事業のひとつを任せられるような人を育てたいと考えています。