【私たちの仕事】現場のことが分からないと、納得のいく設計図面は描けない。大変だけど、それもこの仕事のおもしろさの一つ。
山九で活躍する先輩へのインタビュー。この記事では、東海支店の設計部門に所属する入社5年目の篠部智之さんをご紹介します。学生時代に学んだ設計と、プラント設備での設計とのギャップを乗り越え、技術者として成長してきた篠部さん。仕事のやりがいや大変さについてお話いただきました。
―まず、篠部さんの入社動機を教えてください。
就職活動中に参加した会社説明会でお客様それぞれの要望に対して最適な設計で応え、幅広い対応力が身につく仕事ができると聞きました。元々「モノづくり」に関心があり、CAD設計ができる仕事をしたいと思っていたので、山九の仕事に興味を持ちました。また、分からないことや困ったときにフォローしてもらえる職場環境にも惹かれ、技術者として成長できると考えて入社しました。
―入社前と入社した後で仕事に対するギャップはありましたか?
設計業務は事務所でのデスクワーク主体と思っていましたが、プラントでの設計業務は「現場第一」で考えないといけません。工場で稼働する設備に関わる設計なので、設備がどのように動くのかを知らないと図面が描けません。また、作業する人の動きや作業性、修理・点検に必要なスペースも考慮する必要があるので、現場のことを十分に理解していることが必要になります。入社当初は、現場のことが何も分からず、「現場」をどう図面に落とし込むかのイメージが持てず、失敗やミスが多かったです。何度も現場に足を運び、先輩に指導してもらううちに、現場のイメージを掴み、自分なりのやり方を身につけることができました。
―やりがいを感じるのはどんな時でしょう?
いろいろ工夫をして、自分で納得がいく図面が描けたときですね。お客様の想定よりもいいものを作ると、「ありがとう」と感謝されることがあります。そんなときもやりがいを感じますね。また、既設の設備の図面を見たときに、以前は気づけなかった材質や配管図の違和感やミスに気づけるようになってきて、成長を感じることもやりがいに繋がっています。
―今後の目標を教えてください。
今は設備の配管やデッキの図面を担当することが多いですが、鉄鋼製品の製造ラインのコンベアなどの大型設備や複雑な動作をする装置の設計にも挑戦してみたいです。そのために専門性や知識を深めて、日々成長していきたいです。