【私たちの仕事】社内の先輩、社外の作業者の人たち、経験豊富な仲間に囲まれて一から学べる職場です。
川口組の土木施工管理職の先輩へのインタビュー。入社2年目の服部加恵さんに、入社動機やこれまでの仕事について聞きました。学生時代は、土木とは畑違いの分野を学んできたという服部さん。どのように施工管理の業務を覚えていったかにも注目してみてください。川口組の社風をうかがえると思います。
―川口組への入社動機を教えてください。
就職活動では、土木だけでなく幅広い業界、職種をみてきました。将来性のある分野で働きたいという思いが強く、いろいろな企業と出会う中で、人の手で社会に必要なものをつくる土木の仕事は、この先もなくらないように感じたんです。施工管理者として資格や経験を積めば、結婚や出産といったライフステージが変わった後も活かせる力が身につくだろうと考えました。身近に建設業界で施工管理者をしている人がいたことや、昔から家族みんなモノづくりが好きな環境で育ったのも影響したのかもしれません。さらに、大学時代までスポーツ科学を学び、ずっと運動も続けてきたので、体力が活かせる土木の仕事はぴったりだと思えました。
川口組に惹かれたのは、説明会や面接、現場見学で出会う人たちが、みなさんとても良い人だったからです。営業部長、工事部長、現場の先輩など、どなたも気さくに話せて、現場でも楽しそうなやりとりが見られました。知識ゼロの私でも温かく受け入れてもらえそう。そんな予感が入社の決め手になりました。
―現場見学で、リアルな人間関係が見られたんですね。はじめて足を運ぶ、土木工事の現場はどうでしたか?
高速道路や水道など、行く先々で全く別の工事に携わっていて、川口組の仕事の幅広さは実感できました。こんな覚えられるかなとちょっと不安にもなりましたが、足を運んだことで、普段過ごしているまちのどこで役立てる仕事なのかイメージは膨らみましたね。
現場見学をした場所のひとつが入社後はじめて配属された現場にもなり、そこはリニア関係で地下90mの穴を掘って、コンクリート壁をつくるという案件でした。エレベーターで地下深くまで降りていった時は、ほんの少し怖さもありつつ、工事の規模の大きさに感動も覚えました。興味のある人には、ぜひ現場をみてもらいたいですね。
―では、入社後どんな仕事をしてきたか聞かせてください。
入社して1年半、私は比較的短めのスパンで、いくつもの案件に関わってきました。入社後1ヶ月程度の研修の後に配属されたのが、お話ししたリニア関係の現場です。ここでは、ずっと協力会社の作業員さんについて、工具の名前や型枠の組み方など、お手伝いもしながら土木関係の基礎知識を身につけました。
2ヶ月半ほど経ち、次に配属されたのが水道工事の現場です。ここでは先輩から施工管理の業務をひとつずつ教わり、実践してみては次のことにチャレンジするという流れで、現場でなにをすべきかを覚えていきました。書類の書き方、記録写真の撮り方。お客様から直接請けている案件なので、報告書にどんな写真を載せないといけないかを学び、最終的には記録写真はひとりで任せてもらえるまでになりました。
その後、1年目の12月頃から、下水道工事の現場をふたつ担当してきました。春先からは、名古屋市内のある区の全域にまたがる工事のチームに入り、最近では現場をひとりで任せてもらえるようにもなりました。周辺住宅への挨拶、車の移動や養生のお願いなどをしています。周りのご迷惑にならず、安全に工事を終えられるように、気を配り取り仕切る役目です。
―2年目から現場をひとりで任せられるんですね。施工業者さんなど関わる人も多いと思いますが、不安や困りごとはありませんか?
分からない時や、難しい状況では先輩がサポートしてくれます。私のできることが増えるように無理のないステップアップをさせてもらえるので、今までに大きな不安を抱いたことはありません。
また、自社の先輩だけでなく、協力会社の方もみなさん優しい人ばかりです。最初はちょっと緊張もしましたが、初日から気さくに声をかけてもらえて。私ひとりで現場を担当する日にも、一緒に作業する方に段取りの相談をさせてもらっています。経験豊富な方ばかりなので、「この作業はもう一日予定を増やした方がいいかもね」などアドバイスももらえて、勉強になることばかりです。川口組とのつながりが長い業者さんも多く、これだけ仲良くさせてもらえるのは、先輩たちが築いてきた関係性があってこそだと感じています。
一緒に働く社内外の人から学ぶことができる環境は、入社前に感じた通りでした。土木を専門としてこなかった人もハードルを感じずに溶け込める職場です。
―最後に、今後の目標を教えてもらえますか。
まずは土木施工管理技士2級の資格をとり、その先もいろいろな資格取得に挑戦したいです。知識と経験を積んで、ゆくゆくは責任者として取りまとめる現場代理人もやってみたいと思っています!