厳しいからこそ得られる経験の多さ|土井産業の原さんと百瀬さんにインタビュー
ー最初にお二人が今どのような部署に所属していて、普段はどのようなお仕事をされているのかを教えていただけますか。
百瀬:入社してから6年目で、今は営業部で仕事をしていて、サービス兼営業を担当しています。
入社してから2年間はサービスで勉強させてもらい、そこから営業としてお取引先を回ってコンプレッサーのメンテナンスの提案とコンプレッサーの本体販売をしているという状況です。
原:入社してから12年目になります。現在は主にサービス・修理をメインで担当しています。
お客様から機器を引き受け分解・点検したり、お客様の元へ行って修理したりすることが主な仕事です。
ーお二人は新卒で入社されたのでしょうか?
百瀬:私は転職組です。この会社が3社目になるのですが、以前の2社はともにメーカーでした。
転職の理由としてはチームで仕事をしていくような働き方をしたいと思ったからです。
前職の会社は外資系のメーカーで営業を担当していたのですが、働き方としては一人一人個人商店のような形だったので面白くありませんでした。そこで、この会社のようにチーム単位で働ける場所を選びました。
原:私は新卒で入社しました。エントリーした企業で言えば、私は大学でシステムを勉強をしていたのでSEやプログラマーをメインで受けていました。
しかし、インターンシップでそのような会社に行った際に「合わないな」と感じ、もっと自分の体を動かして仕事をしたいと思いこの会社を選びました。
ー整備業界でも様々な会社があると思うのですが、この会社を選んだ決め手はありますか?
原:複数の会社にエントリーをして面接を受けていた時、この会社だけ対応面がよかったのがきっかけです。「この会社はきちんとしている」という印象を受け入社を決めました。
就活生に対しても真摯な姿勢で向き合ってくれるということは、会社の内部も規律がしっかりしていて働きやすい環境があるんだろうなということを強く感じていました。
百瀬:私は主に機械メンテナンス関係の会社を多く受けていました。特に前職がエアーや水など流体の制御に関するメーカーだったので、そのような知識が活かせる会社に就きたいと思い探していました。
たくさん面接を受けてきたなかで、この会社がすごくフランクで話しやすかったということや、原さんが言ったような対応の良さも感じたのでここに決めました。
ー働いている中で感じるやりがいを感じるのはどんな時ですか?
百瀬:前職は個人主義の風潮が強く、会議も数字を合わせるために会議をしているような会社だったのですが、当社は自分が営業して仕事を取ってきて、整備士さんに任せるまで行うことや自分自身も整備士さんに付いて行き、一緒に作業や設置できることがチームで働いているという実感を得られやすく、充実感を感じています。
原:単純に昔から機械を扱うのが好きだったということもあり、目の前で壊れているものを直すことに喜びや達成感があります。
また、一方で覚えることもかなり多いので知識に必死に食らいついていかなければならないというところがモチベーションにも繋がっていると思いますね。
ー業界的に仕事をする上で覚えることがたくさんあると思うのですが、そうした中で工夫している点はありますか?
百瀬:現在は営業という立場ですが、入社してからの2年間で培った知識がないと何もできないです。なので工夫しているポイントとしてはわからないことがあればすぐに質問すること、一緒にやりながら教えてもらうことなど、自ら教えを乞うことが重要だと思います。
原:とにかく数をこなすことですね。最初はできないことが当たり前なので、そこで学んで次にどう活かすかが大切ですね。
もし1人でできないのであれば2~3人でやり、最終的には1人でできるようになっていればそれでいいんです。人によってそれに1年かかる場合もあれば、10年かかる場合もあるのでとにかく必死で頑張るということが大事です。
覚えるのが1日でも早ければ自分の利益にも会社の利益にもなるのでやるしかないなと思っています。
ー最後に、就活生の皆さんに一言アドバイスをお願いします。
原:業種として資格が必要になる仕事が多いので、頑張っていれば会社補助で資格がたくさん取れます。ですので本人のスキルアップやキャリアアップには繋がると思いますね。ここで培った技術は他社に行っても使える技術なので、すごくいい環境だとは思います。
百瀬:扱ってるのが、コンプレッサーというどこの工場にもある機械なので、比較的仕事が受注しやすく安定感のある職業なのかなと思います。